カザフスタン・中国国境
宇宙から国境が見えることがあります.アメリカとカナダの国境は土地利用や耕地の区割りが異なることから比較的容易に国境がわかる場所があります.同じような例はヨーロッパにもあります.国境に沿って植生がはがされている場合もありますし,大きなフェンスや壁が作られている場合も容易にわかります,ただこれらは例外的なケースといえるでしょう.普通は容易に国境は判りません.
2025年のお題は「境界」です.最初に取り上げるのは中国とカザフスタンの国境です.このケースも土地利用の仕方が大きく異なるために,国境線が比較的容易に想像がつくケースです.
カザフスタンでは農業が経済の重要な部分を占めています.乾燥した気候は、輸出用の高品質の小麦を生産するのに理想的であるといわれていますが,ほぼすべてが天水栽培だといいます.
国内の農地の半分以上は家畜用の牧草地でしめられているといいます。
この画像に写っている地域は、中国との国境に近いカザフスタンの極東に位置し、小麦の栽培が盛んな地域であり、ひまわり、大麦、その他の食用作物も生産している可能性があります。ソ連時代の集団農場の名残で、カザフスタンの農場のほとんどは5,000ヘクタール以上の広大な区画が多いといいます。ただ,画像を見る限り,中国との国境付近ではあまり土地は利用されていないようです.一方中国では,活発に農地利用が行われていることがわかります.画像の色だけ見ても,両国の差は歴然としています.中国では灌漑農業によって,乾燥地の農業用地としての限界を克服しているようにみえます.
参考:https://earthobservatory.nasa.gov/images/82127/fall-harvest-in-kazakhstan






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