アメリカ合衆国とカナダの国境
今年の特集は、「境界」です。高校地理の教科書では、たいてい最後の部分に登場するのが、「境界」に関連した「国境・民族・領土」問題です。今年はこのような問題に関連した衛星画像を紹介します。
国境には自然的国境と人為的国境がありますが、後者の例としてしばしば引き合いに出されるのは「アメリカ合衆国とカナダ」の国境でしょう。北緯49度の緯線を国境としているといわれますが、西経95度付近から東(五大湖周辺)に関してはこれは当てはまりません。このあたりは、地図帳を見て確かめてください。
アメリカ合衆国とカナダの国境は、はじめから北緯49度だったわけではなく、いくたの変遷を経て現在のようになったそうです。ちなみに北緯49度は、日本付近でいえば北海道の北にあるサハリンを横切っていますし、ヨーロッパではパリのあたりです。
下に示した画像は、アメリカのMontana州とカナダのAlberta州、Saskatchewan州の境界です。解像度のあまり良くない衛星画像にも、「国境」は見事に捉えられています。最後に、アメリカ合衆国とカナダ国境のさまざまな写真を見ていただいて今月の話しは終わりです。メキシコとアメリカ合衆国の境界はフェンスで厳重に仕切られていますが、カナダとの国境はずいぶん緩いことがわかるでしょう。

