南米ペルー,マルカパタ村 佐々木 明彦
アンデス高地の地形システムを明らかにすることを目的に2004年にペルーアンデスを訪れた。アンデス山脈東山系東側のアマゾン川流域は,水平距離100kmあまりの区間で標高差が4000mにおよぶ。つまり,この地域ではごく狭い範囲で氷雪帯から熱帯までの多様な自然景観がみられることになる。今回の地理写真では雪氷帯から熱帯に至るまでに見た自然景観などについて紹介する。






写真5・写真6 マルカパタ村の中心地であるプエブロ・マルカパタは標高3100m付近に位置する。この付近の地形はアラス川が侵食してつくった深い峡谷となっており,狭い尾根や地すべり移動体の上に集落がみられる。プエブロの住民の多くはメスチソである。先住民はこれより高所に居住し,標高4000mから2000mの区間において耕地の周辺に出作り小屋を設け,標高に応じた農業を行っている。年平均気温は約12℃,年降水量は1100 mmほどである。






写真は2004年7月に佐々木明彦が撮影した。