地理・環境専攻/コース写真帖

Number 636

2026年7月 地理学野外実習D 佐々木コース 神奈川県藤沢市・江の島

2026年7月4日 地理学野外実習Dを実施しました。地理学野外実習D佐々木コースに参加した学生は5名(男子3名,女子2名)です。補助で小山先生にも来ていただきました。片瀬江ノ島駅に集合し,江の島の地形を観察しました。

写真1)参加者が小田急線片瀬江ノ島駅に集合しました。心配した雨は降っていませんでしたが,気温・湿度がともに高く,熱中症を防ぐべく注意喚起をしました。
写真2)江の島に渡る前,海陸風のメカニズムについて説明しました。アメダス辻堂のデータによれば,それまで北寄りの陸風だったのが7:10に南寄りの海風に交替したようです。我々が実習を開始した9時以後は3 m/sの強い海風が吹き続けました。
写真3)片瀬海岸から江の島に架かる「江の島弁天橋」を渡る前に江の島を遠望して地形の概観を観察しました。
写真4)江の島に上陸し,参道を歩いています。江の島の参道を歩く人は例年よりは少なく感じました。それでも外国人比率は高いですね。

写真5)写真6)江の島の海成段丘面の高位Ⅱ面に載るローム層を観察しています。といっても,島のメインの細い道沿いの露頭であり,実際に露頭を触ることはできません。数年前に露頭の解説ボードが設置されました。ここでは三浦軽石層と東京軽石層がみられますが,露頭の下部は被覆されて見えなくなっています。

写真7)江の島西側の波食棚を観察しています。波食棚は2段認められます。元禄の関東地震と大正の関東地震によって隆起・離水した波食棚であると考えられます。
写真8)海食洞の入り口。海食洞に向かって波食棚が割れています。断層などに沿って破砕された岩盤が海食洞の形成にも影響しているようです。
写真9)海食洞の内部。海食洞は観光地となっていて,外国人も多く来ています。ローソクの灯りを頼りに進みます。
写真10)江戸時代の初期には存在したとされる隆起波食棚には集落が細長く広がっています。海側の埋め立て地との比高を確認しながら歩きました。

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