地形学、気候学、雪氷学、防災論
自己紹介
秋田県由利郡金浦町(現・にかほ市)生まれです。日本海が目の前にあり,幼少の頃から磯や港で釣りをしたり泳いだりして遊びました。中学生になると行動範囲が広がって,山に分け入るようになりました。私の故郷には東北地方で2番目に標高が高い鳥海山があります。はじめは,鳥海山の山麓を流れる渓流で釣りを主体に遊んでいましたが,次第に渓流を登ることや山を登ることそのものに興味がわくようになりました。鳥海山には何度も登り,夏になっても残る雪とその周囲の草原のコントラストの美しさに魅了されました。これが動機となって,「勉強することを理由にして山に行く」ために地理学のある大学に進学しました。進学した大学は国士舘大学文学部史学地理学科です。不純な動機で大学で学ぶ分野を決めましたが,4年生のころには「勉強するために山に行く」に変わっていました。卒論では山の景観がどのようにつくられてきたか,ということを明らかにしようと思いました。しかし,それは卒論の研究だけでは達成できず,大学院でも研究を続け,けっきょく現在も山の景観形成についての研究を続けています。
授業のこと
授業は,1年生必修の自然地理概説A・B,2年生以降で履修する,気候環境と生活,地域の気候環境,グローバルな気候環境,日本の土壌環境,空中写真判読を担当しています。このほか,3年生,4年生のゼミ,および野外実習を担当しています。ゼミでは,気象現象や地震,火山活動などによる自然災害の発生メカニズムや,防災・減災に関する課題を学びます。また,それらの基礎となる身近に生起する自然現象について,気候学や地形学の観点からみていきます。卒論では,実際に野外を歩いて気象観測をおこなったり,地形の調査をおこなったりします。学生のみなさんには,授業にでてもらうことはもちろん大事なのですが,それとは別に,いろいろなところに出かけてほしいと思っています。実際に目で見て,体感して,考えてもらいたい。そういうスキルが地理学では大事ですし,社会に出てからも必ず役に立ちます。
最近の研究業績など
- 日本の東北~中部山岳における積雪深分布.山岳文化学会論集,第15巻,105-110.2017年11月.(共著).
- 蔵王火山亜高山帯のオオシラビソ林における積雪グライドの観測.国士舘大学地理学報告,第25巻,17-24.2017年3月.(共著).
- 蔵王火山の亜高山帯における気温の通年観測.国士舘大学地理学報告,第23巻,17-23.2015年3月.(単著).
- 晩氷期の鳥海山における植生復元およびグイマツの立地環境.植生史研究,第23巻, 21-26.2014年7月.(共著).
- 南アルプス南部,大聖寺平に分布する雪窪の形成過程.地学雑誌,第122巻,694-708.2013年8月.(共著).
- 白馬岳高山帯の山火事跡地における地表環境のモニタリング.山岳文化学会論集,第10巻,.57-64.2013年2月.(共著).
- 新・秋山紀行.高志出版,245p.2012年5月.(共著).